FC2ブログ

蒼月亭つれづれ日記

英国からの帰国、両親との死別...ひとりで生きていくことの意味を見つけたくてもがいてます...

「ボルベール 帰郷」

2007.07.05 Thu 00:54

volver.jpg


たまたま続いてしまったのですが今日はスペイン映画「ボルベール 帰郷」を両親と一緒に見てきました。なぜに両親がこのような映画を見に行くかと言えば、タイトルにあるようにこの映画の重要なモチーフになっている曲「Volver(ボルベール)」のせいなのです。Volver(スペイン語で意味は帰郷、帰還といった感じ)はアルゼンチンタンゴ界に燦然と輝くガルデルの代表曲なのです。タンゴと聞けば絶対にはずせない我が家でなので珍しく揃っての鑑賞と相成りました。

見終わっての感想はといえば、

・ペネロペは典型的スペイン美女だなぁ。ひたすら綺麗。
・実にスペイン映画らしい映画だった。うまく言えないけど...
・色彩がとにかく鮮やか。血の色までも鮮烈でした。
・ストーリーは細かい事を突っ込んではいけない。スペイン映画のお約束。

そして肝心のVolverはといえば、私はなかなか良かったと思うのですが、父はフラメンコで歌われたことにご不満のようでした(笑) 確かにタンゴですからねぇ。でもスペインが舞台だしパーティの場面で歌っているという状況からしたらあれでよかったんだろうなと思います。正しいVolverはまたの機会にd(・_・)

この映画はペドロ・アルモドバル監督の女性賛歌3部作の最後を締める作品なのだそうです。前2作を見ていないのでそのことについては何も言えないのですが、この作品でも、彼はどんな状況にあってもたくましく行きぬく女性の力強さとか母性とかそいうものを描きたかったのかなーとぼんやりと思いました。主人公も、その母も、そして娘もみな一言では言えない重い過去や罪を背負って生きていて、なのに、実に前向きに臭いものには蓋をして、自分の中の罪悪感はうまく消化していく様があざやかです。

犯してしまった殺人を証拠隠滅に奔走して、なかったことにして生きていこうとする姿を諸手を挙げて肯定してしまうのも気がひけるんですが、この映画はそんなところはきっとどうでもいいんだろうなと思います。最後、過去に犯してしまった殺人(不倫への復讐?ではあるけれど)の償いとして、旦那の浮気相手の娘(末期がんで余命わずか)の介護をして最後を看取るつもりだと語る母親の姿を見て、ああ、そういえばスペインってカソリック国家だったんだよな...と思い出しました。ここ、すごくキリスト教的発想。 こういうのが日本人としてたまにピンと来ない部分なんですよね。

というわけで妙なお話でしたが、私は結構楽しく見られました(゚▽゚*) ラストはなんかちと消化不良でしたが... まぁ、そこはスペイン映画だしってことで(こればっか)。

スポンサーサイト



Category:日々のたわごと  Comment:4  Trackback:0  Top

Calendar

2007.07.
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カレンダー

06 | 2007/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

New記事+コメント

プロフィール

あすとる

  • Author:あすとる
  • 英国生活日記http://astor.btblog.jp/の後を継いだ帰国後日記です。ただのひきこもりの日常をつづっております...

カテゴリー

検索フォーム

ブログ内検索

リンク

過去ログ

月別アーカイブ

RSSフィード

Copyright © 蒼月亭つれづれ日記 All Rights Reserved.

Illust by ふわふわ。り / Designed by Flug